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バーの開業準備でおさえておきたいこと

バー開業して成功させるためには、事前の準備がとても大切です。
下記の準備を開業前に準備しておきましょう

開業準備は6ヶ月前から!

バーの開業は急げば、1ヶ月ほどでも開業できますが、短期間での開業はオススメしません。
短期間に開業をしてしまうと、準備不足で、何もかもが中途半端な状態でスタートすることになりかねません。

内装・デザインが中途半端になったり、
お酒/料理のメニューが不十分だったり、
お酒/料理の提供がスムーズに行われなかったり、
不十分なサービスになってしまって、
お客様に多大な迷惑をかけることが多々あります。

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迷惑をかけられてしまったお客様は、不満に感じ、二度と来店しなくなります。

お客様の信用を失ってしまうと、売上は伸びないため、開業後すぐに、経営不振に陥る可能性が高いです。

このような開業失敗をしないためにも、事前に徹底的に準備をすることが大切です。

そのためにも、はじめてのバー開業をする際には、開業準備期間として、最低でも6−8ヶ月ぐらいは準備しておくようにしましょう。

資金の準備を確実に!

バーの開業資金には数百万円〜1000万円近くの費用が発生します。
(立地やお店のサイズ/内装によって、費用には大きな差があります。)

お金の準備は早めに行うようにしましょう。
自己資金だけで足りない場合は、下記の方法で資金を準備してください。

家族/親族からの支援を受ける

バー開業資金が不足しているなら、まずは、両親/兄弟からの支援を受けるようにしてください。

殆どの家族は子どもや兄弟に成功をしてもらいたいものです。
喜んで、支援をしていただけるでしょう。

もちろん、支援をしていただいた限りは、絶対に成功させる覚悟で、取り組むことが大切です。

なお、開業資金を友人や同僚から借りる方がいらっしゃいますが、私は、オススメしません。
友人や同僚からの借り入れは、あとで、借金トラブルになることが多々あるので、絶対にやめておきましょう。

銀行からお金を借りる

家族/親族からの支援でもお金が足りなければ、下記の銀行からお金を借りましょう。

日本政策金融公庫
最もオススメの金融機関です。

政府系の金融機関で、安心して、お金を借りることができます。
金利も一般の銀行よりも低いので、返済負担もとても小さくて済みます。

日本政策金融公庫なら、保証人無しでお金を借りることができる融資制度も準備されているので、もし、返済できなくなっても、あなた個人に借金の負担がかかることがないというのも、メリットが大きいです。

バーのような飲食店開業時でもお金を借りることが可能です。

開業資金が不足したなら、まずは、最寄りの日本政策金融公庫に訪問して、融資をお願いするようにしましょう。

信用保証協会の保証付き融資
誰もが知っている大手都市銀行では、開業時の融資は借りるのが難しいです。
一方で、信用金庫・地方銀行であれば、融資を受けることができる可能性があります。

各都道府県等の「信用保証協会」の保証付き融資を利用することで、地方銀行や信用金庫から、開業資金の融資を受けることができます。

信用保証協会の保証付き融資であれば、地方銀行や信用金庫が貸したお金が回収不能になっても、信用保証協会が一部の資金を保証するので、回収不能になるリスクが低くなるため、少し信用度の低い、新規の開業時にも積極的にお金を貸してもらえます。

信用保証協会の保証付き融資を借りたいなら、最寄りの信用保証協会に相談に行くか、
最寄りの地方銀行・信用金庫に訪問し、「信用保証協会の保証付き融資を借りたい。」と申し出ることで、申込方法を教えていただけます。

まずは、これらの方法で、資金を準備しましょう。

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なお、、、

開業前の準備資金として、 開店までに必要な資金だけでなく、開業後に売上が0円でも半年間は生活できるぐらいの運転資金/生活資金も別途用意しておくようにしましょう。

開業1ヶ月目から黒字になって、収益が出ることはほとんどありません。
開業して、長くお店を続けることで、リピーター顧客が増えることを通じて、だんだんと、利益が出るようになります。利益が出るまでには、開業後、数ヶ月〜半年ぐらいはかかるものです。

1−2ヶ月ぐらいの生活/運転資金しか準備せずに開店してしまう飲食店オーナーは多く、開業後、資金が足りずに、3ヶ月程度で閉店してしまっています。
閉店してしまう理由の一つは、明らかに資金の準備不足です。

開業後、利益が出るまでの期間、お金に困らずに、仕事に集中できるようにするためにも、「開店に必要な資金+開業後、売上が0円でも生活できる生活費半年分+半年分の運転資金」を開業前に準備してくださいね。

お店の物件選びは慎重に!

バーの立地はとても重要です。
物件探しについては絶対に手を抜かないでください。

不動産業者の勧めるめるままに、即断即決をする方が少なくなのですが、すぐに、バー開業のお店を決定してはいけません。

不動産業者に紹介してもらった気になる物件を何度も足を運んでチェックしてください。
平日だけでなく、土日・休日の人の流れのチェック。
どのような人が夜間・深夜に歩いているのか。
また、競合になるようなバーはどれぐらいあるのか?それらのお店は、流行っているのか?
ターゲットになるお客様はどのような職業、年齢、性別になりそうか?

などなど。

徹底的に調査をするようにしてくださいね。

調査をしたうえで、沢山のお客様に来て頂けそうだと確認できてから、物件の申込をしましょう。

内装/デザイン、店舗設備、厨房機器、食器などの準備について

内装/デザインについては、こだわればこだわるほど、多額の費用が発生します。
なるべくお金をかけずに、最小限におさえるようにしてください。

内装/デザインを外部の業者に任せる場合は、3社以上の相見積もりを取るようにして、価格と内容の条件の良い業者に任せるようにしてください。

こだわりすぎると、どんどん追加費用が発生してしまうので、費用をおさながら、工事を完了させることが重要です。

店舗設備/厨房機器については、贅沢をしないで、中古機器を購入するようにしましょう。
食器についても、安くて、質の良い物を探して購入しましょう。

「開業費はできるだけ抑えること」

開業後に、お金のことで悩まないためにも、これが本当に重要なので、「節約の気持ち」を常にもって、投資・購入するようにしましょう。

メニュー作りは手抜き無しで!

どのようなお酒を提供するのか?

どのような料理を提供するのか?

徹底的に研究してください。

できれば、流行っているバーに、たくさん足を運んで、「どんなバーが人気あるのか?」、事前に調査をするようにしてください。

どこにでもあるお酒、どこにでもある料理を出していても、バーは全く流行りません。

どこにでもないような、
お酒・オリジナルカクテル
オリジナル料理
オリジナルサービス

を提供するなど、何らかの「オリジナル」「強み」を作る必要があります。

いろんなバーや飲食店を食べ飲み歩き、徹底的に研究して、お客様が満足するお酒/料理を提供できるようにしてください。

そして、アッと驚くようなメニューをたくさん作るようにしましょう。

強い心を作ること

実は経営者にとって、もっとも必要なのは、「強い心」です。
バーを開業すると、予期せぬことがたくさん起こります。

売上が低迷したり、、、
設備の突然の故障があったり、、、
他のお店からクレームを受けたり、、、
お客様からひどいクレームを受けたり、、、
従業員の横領や、突然の退社、、、

などなど。

予期せぬ、嫌なことに出くわすことがあります。

バー経営者は、このようなときでも、心が折れずに、一生懸命、仕事に取り組める冷静かつ強い心が必要になります。

もし、腹立っていらいらしたり、心が折れて落ち込んでしまうと、お客様にもスタッフにもその感情が伝わります。また、提供するお酒や食事の質も自然と落ちてしまうものです。
お客様は気分よく過ごせなくなるし、ますます、来店客が減ってしまいます。

しんどい時があっても、負けないで、
いつも明るく、前向きで、冷静に、
やるべきことを実行し、集中して、
仕事に取り組める。

そして、お客様やスタッフ、取引先に感謝する気持ちを忘れずに持ち続けることができ、どんな状況であっても、「必ずこのお店は繁盛する!」というポジティブな思考を持ち続けられる人であることが重要です。

このような前向きで、強い精神があれば、どんな人でも、バーを成功させることができます。

バー開業を経営することになると、すべての責任はあなた自身になります。
その責任に耐えられるような強い精神力を作ることが大切なのです。

サラリーマン時代でも、強い精神力は鍛えることができます。

きついスポーツに取り組んだり、今の仕事で誰よりも成果を出すように努力したり、退社後に何らかの学習をするなど、自分を成長させるために、しんどいことにも、チャレンジしてみる。

そして、それらを始めた限りは、最低でも1年以上はやめないで続けること。このような取り組みをすることで心は鍛えられます。

バー開業後でも、強い心を鍛えることはできますが、もしかしたら、現実の厳しさに心が折れてしまうかもしれません。そうならないためにも、サラリーマン時代から、ブレない、強い心を少しでも作るようにしておきましょう。

強い心を作っておくと、本当に、経営はスムーズに進むし、楽に経営できます。

許認可は必ず取得すること

営業許可を受けていない状態での経営は違法行為になります。
許認可を取ったうえで、営業をするようにしましょう。
営業許可についてはこちらのページをご参照ください>


以上がバー開業前に、準備しておくべきことについての説明でした。

是非、開業前に、これらの準備を徹底して行ってくださいね。

なお、バーを開業して、繁盛店を作りたいなら、更に下記のページもご一読ください。
流行るお店(バー)を作るには

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